OyaNewYear

大矢朋広のHAPPY NEW YEAR!

赤工隆(質問者以下赤工):2011年を振り返ってどうなんですか。

大矢朋広(以下大矢):もうこれは3.11は当然なんだけど、色々なことが変わってしまったのかなって感じがした。例えばSteve Jobsが亡くなって、ヒッピー文化、ヒッピー的価値観みたいなものが消滅した気がする。

赤工:今までも残ってた、そんなの?

大矢:日本にはないんだけどアメリカにはさ、JobsもBill Gatesもそういう世代でしょ?シリコンバレーってサンフランシスコだし。ヒッピームーブメントに影響されて自然と愛と平和と芸術と自由っていう価値観を軸においた人たちがここ20年くらいで主役になってきた。アメリカの話だけどさ。でも今年一気にしぼんだ。Jobsが亡くなったから終わった、っていうんじゃなくて95年にジェリー・ガルシア(Grateful Dead)が亡くなったのが始まりだったんだと思う。そこから始まって徐々にいなくなった。

赤工:でもその時代の人たちって結構まだ生きてるじゃん。

大矢:そうなんだけど、CSNYとかWoodstockの頃からは決定的に変わってしまったじゃない。個々で変り方は様々だけど。そんな中あの時代から変わらない価値観でやってきてたのがガルシアだったんじゃない。Jobsなんかも変わっていないヒトのように思える。Bill Gatesなんかは会社が大きくなりすぎて変わらざるをえないんだ。なんか、そういう“自然と愛と平和と芸術と自由”な人がいなくなって“戦争と覇権と金”っていう時代にまた戻ったような気がする。Ecologyとかも、その内容や目的より有望な投資先としてクローズアップされたりね。

赤工:それは暗い話だね。

大矢:そうは言ってもそもそもヒッピームーブメントなんてアメリカのものだし、もともと日本人は結構楽観的、真面目な楽観主義だたりするから、深刻に捉えている風なんだけど意外にそうではなかったりする。しかもヒッピー的な価値観は日本は今、結構増えてきている。

赤工:なんなんだよ、それ。だいたい自分を“真面目な”って勘違いも甚だしい。

大矢:それで2012年なんだけど、まずは澤穂希さんがバロンドールを取る!

赤工:それ全然関係ないじゃん、我らと。

大矢:いや、バロンドールを取って列強国に痛烈なパンチを食らわすのさ。そしてロンドンでも金!ザマミロ、列強!

赤工:結局趣味の話ですか。きちんと新年のあいさつをしてください。

大矢:先日佐野元春さんのLiveをNHKで見ていたら最後にこんな感じのことを言ってました。
“音楽なんてなくたって生きていけるけれど、音楽があったおかげでこんなにも見える景色が広がりました。これからもずっと僕の持てる音楽への情熱のかぎりを皆さんに伝えたいと思います。”
素敵だなと思いました。自分の持てるかぎりは佐野さんに比べたらずいぶんとちっぽけだけれど、しかし大きさは1/100でもとても熱いのです。それを様々な方と多くの人に投げていきたい、そんなふうに思っています。2011年初めて出会う方も多くとても充実した良い年でした。2012年もより一層、意欲的に活動します。本年もよろしくお願いいたします。


2011年愛聴盤
Bill Frisell「All We Are Saying」
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最近Beatles聴いていると「ロックとか言いながら50年前の音楽聴いてていいのかな?」と思います。

Cold Play 「Viva La Vida Or Death & All Hi」
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新譜を買ったらこっちが聴きたくなって2011年はこっちを聴いてましたの2008年作品。

WILCO 「The Whole Love」
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メジャー辞めて自分たちの会社でリリースし始めたWILCO。Jeff Tweedy大好き。




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